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「ジェーン・スーの生活は踊る」でパートナー・配偶者の呼び方についての議論が興味深かった話

画像引用:無料写真素材「写真AC」

ジェーン・スーの生活は踊る3月2日の放送で、興味深い話題が放送されました。第三者がパートナー・配偶者の呼び方について、同性婚含めてどのように呼ぶのかについての議論が興味深かったので感想を交じえて述べます。


昔から男性と女性の2つの性で分けられていたことから始まっているが、昨今、時代の変化もあり、とても違和感を感じいるという話題でした。リスナーの質問や感想を交えながら、深堀りしていく番組の構成に毎回感心します。結論からいうと、TPOに合わせて(時・場所・相手によって合わせたり)るのが建設的ではないか。例えば「良妻賢母」。このことばで「振る舞いや役割が変わってくる」というスーさんの切り口はすごいなと思います。身近な人とはちゃんと定義した言葉で話したいという締めくくりでした。面倒くさいと思わずに会話をする時にちょっと考える時間があってもいいかなとエンディングでも再度言及されていました。
たとえば、職場の同僚との会何気ない話で、配偶者の話題があがったとき、受け止める側が奥さん、パートナー、嫁、連れ等、言い方で上下関係・主従関係等の違和感を感じることがあります。それをどうしていくかは私たちの心がけと言葉づかいだなと思います。

画像引用:無料写真素材「写真AC」

以下はアイデンティティーの観点から配偶者を呼ぶ際の問題点と解決策をまとめてみました。

〇問題点

まず、配偶者を呼ぶ際には、その人が自分のアイデンティティーの一部であるという認識を持つことが重要です。一方で、配偶者を「旦那さん」「奥さん」といった表現で呼ぶことで、その人が自分のアイデンティティーを個人的な関係によって特定されることになり、自己肯定感の低下につながる可能性があります。よくないですね。また、異性間のパートナー関係に対する社会的な偏見や性別役割の固定観念など、文化的な背景によっては、配偶者を呼ぶ際に適切な表現がはっきりしない場合があります。

〇解決策

上記を踏まえた上で、配偶者を呼ぶ際には以下のような表現を使うことが適切ではないでしょうか。

パートナー:自分とのパートナーとして呼ぶことで、個人的な関係によるアイデンティティーの特定を避け、尊重の意味を表現することができます。

配偶者:法的に結婚している相手という意味を持ち、一般的にも認知されている表現です。

夫・妻:性別役割の固定観念が強い社会や文化の中であっても、法的・社会的な立場を明確に表現できる表現です。

名前そのもの:相手の名前を呼ぶことで、一番個人的で、尊重された表現となります。

以上のように、配偶者を呼ぶ際には、相手の意向や文化的背景に配慮した上で、最も尊重された表現を選ぶことが重要です。こういう議論をスーさんのようなメディア以外でも、例えば入試問題や入社試験等で出題すると、より考える時間が増え、社会の風潮も少しずつ変化していくきっかけが増えていくかなと個人的に思いました。皆さんは配偶者や恋人のことを何と呼ぶでしょうか。

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