原作とあらすじ、豪華な俳優陣
原作は、累計発行部数60万部を突破した池井戸潤氏の小説（文春文庫）です。テレビドラマが以前放映され話題になりましたたが、映画はオリジナルなキャラクターが入っています。ネタバレにならない程度に意見も添えていきます。東京第一銀行・長原支店で現金紛失事件が発生した。ベテランお客様係の西木雅博は、同じ支店に勤務する北川愛理、田端洋司とともに、事件の裏側を探っていく。西木たちは事件に隠された「ある事実」にたどりつくが、それはメガバンクを大きく揺るがす不祥事の始まりにすぎす、やがて、メガバンクから10億円が消えるという衝撃的な事件が絡んでくる。その真相解明にストーリーは向かっていく。登場人物たちの思惑や欲望、そして、それぞれが表に見せない「裏や闇」。阿部サダヲさん演じるベテランお客様係の西木が徐々に真相に迫っていく姿に引き込まれていくこと間違いありません！主演の阿部サダヲさん、上戸彩さん、玉森裕太さんをはじめ、柳葉敏郎さん、杉本哲太さん、佐藤隆太さん、橋爪功さん、柄本明さん、佐々木蔵之介さんといった豪華キャストが出演しています。個人的には大変満足でしたが、俳優陣の魅力をがもっと放映されるシーンがあっても（長くなっても）観客は喜んだのではないかなと思います。
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ベニスの商人とは
「シャイロックの子供たち」の冒頭部分でシェイクスピアの「ヴェニスの商人」の舞台の一部が演じられます。「ベニスの商人」は、シェイクスピアの喜劇作品の1つで、5幕からなります。物語は、借金を抱えたベニスの商人アントニオが、ユダヤ人の高利貸しシャイロックからお金を借りるところから始まります。しかし、アントニオは商売で損をし、借金を返すことができません。そこでシャイロックは、契約書に従い、アントニオの肉体を要求します。アントニオは絶望的な状況に陥りますが、彼の友人バッサーニオが、彼のためにポーシアに助けを求めます。ポーシアは、賢明な機知によって、アントニオを救います。彼女は、シャイロックに対して「契約書に定められた方法でお金を返済する」ように命じます。そして、シャイロックがアントニオに対する復讐を誓う中、ポーシアはアントニオにポートイアの娘である自分と結婚するよう提案します。物語は、コメディ的な要素と悲劇的な要素が絶妙に組み合わされており、人間関係の複雑さや、法律や財政の重要性が描かれています。また、宗教的偏見や人種差別などもテーマとして取り上げられています。「ベニスの商人」は、シェイクスピアの代表作の1つであり、今日でも広く演じられています。物語の展開や登場人物の心理描写が緻密であり、観客を魅了する作品です。ベニスの商人の舞台が冒頭でありましたが、これを前提にとらえるとより物語が重なったりして面白いお思います。なので、映画の冒頭にベニスの商人の舞台が出てくることで、初めての方もつながるような構成がなされており、すごいなと思います。ドラマも小説も映画もそれぞれのアプローチがあります。ちなみにベニスは英語、ベネチアはイタリア語でイタリアの都市です。原書は英語で書かれているそうなので表記は一応、ベニスで統一しました(笑)
これが、本作品では「金か、魂か。」というテーマにつながります。人間ドラマがしっかり描かれているので、あっという間に話が進んでいきます。「倍返しだ！」の「半沢直樹」のドラマが好きだった方は間違いなくハマります！上戸彩さんはこちらにも出演されていましたので、彼女のファンにはたまらない作品の一つとして記憶に残ります。演劇もいろいろあるようなので、この映画を「日本令和版ベニスの商人」として記憶にとどめ、機会があったら演劇も観たいですね。
ラーゲリより愛を込めてについて北川景子さんが美しすぎる、ジャニーズの俳優さんのすばらしさを書きました。よかったらコチラを見てください。