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映画「ラーゲリより愛を込めて」の北川景子さんがあまりにも美しすぎた。

画像:PhotoAC

映画『ラーゲリより愛を込めて』公式サイト (lageri-movie.jp)

「ラーゲリ」と「ダモイ」という耳慣れない単語は映画を観た人に大きな意味を問い、私たちに衝撃を与えったことは間違えありません。舞台は第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみを与えられて重労働を強いられる。捕虜の中には命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男(ニノさん)は日本にいる妻(北川景子さん)や子どもたちのもとへ必ず帰れると信じ、周囲の人々を励まし続ける。山本の仲間思いの行動と信念は、多くの捕虜たちの心に希望を与える。野球をするシーンは極限の状態で皆が楽しめる娯楽として成り立っており、現在の野球中継やニュースを見ると、ふとこの映画の1シーンをを思いだします。

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山本の妻・モジミ役に北川景子さん、山本とともにラーゲリで捕虜として過ごす仲間たちに松坂桃李さん、中島健人さん、桐谷健太さん、安田顕さんと豪華キャストが集結した作品。先ほど述べた「ラーゲリ」は「収容所」「ダモイ」は「帰国」を意味するロシア語です。第2次世界大戦後、極寒のシベリアのラーゲリに不当に抑留された実在の日本人捕虜たちが、文字通り命がけで帰国を夢見て生きることへの思いが込められています。歴史の教科書やドキュメンタリー番組などで敗戦国の強制収監は何回も聞いたことはあります。この作品で遠い昔、私の亡き祖父が中国から生還しました。戦後の大変な中、高度経済成長で日本は豊かになったことを何回も聞きましあ。しかし、戦争のこととなると一切口にしなかったことを思い出しました。戦争のこおを言うのは当時はタブーとさていました。切り返しに「何か欲しいものはあるか?買ってきな」という言葉がよみがえります。また、戦争のことを実際に口頭で聞いたのは隣に住んでいたおじさんが、酔っ払った時に、「私は少年兵として海軍に招集され、ナイフを支給され、『これで国を守れ』といわれ、いつも携帯していた」ということも映画を観ている最中にふと思い出しました。

原作は、辺見じゅんさんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」。シベリアの強制収容所に抑留された主人公の山本幡男(二宮和也さん)は、僅かな食糧と劣悪な生活環境のなか多くの捕虜たちを激励し続ける。それは、日本にいる妻と約束した帰国(ダモイ)を誰よりも強く信じていたから。そして、周囲の捕虜たちにも大切な誰かが待っているはずだと信じていたはずだ。

2023年2月ロシアのウクライナ侵攻から1年たちましたが、その現実をニュースで目の当たりにし、何を思うか。もう二度と戦争が引き起こす悲劇を繰り返さないように、そして、戦争がもたらすその後も続く悲しみ悩まされることもおきないように願いたい。日本を代表する俳優をはじめとした映画製作の方たちが、過酷な中での撮影を敢行し、それぞれの役に徹して作品を完成させたことは非常に価値ある作品だと思います。

北川景子さんは宇宙から来た人なのか?

モミジ役で母として、学校の先生として登場していましたが、演技は上手なのはもちろんなのですが、戦時中の環境、服装をもってしても美しさが引き立ちます。がんばって生きる姿は、体が細すぎて折れてしまいそう。それでも、希望を忘れず、絶望も受け入れ生きていく彼女の姿にっ引き込まれ、何度も感動してしまいます。ちなみに、先生としてお勤めしていた学校が我が家の近くだと後から調べて知って、何とも言えない親近感が湧きました。

以前映画「永遠のゼロ」を観ました。原作も読みました。この作品は2006年に発売された百田尚樹の小説をV6の岡田准一さんが主演、2013年に映画化されました。舞台は太平洋戦争、1人の戦闘機パイロットが神風特攻するという、切なさ満載の映画です。お国のために死んでいくことが誇りとされていた時代に、家族にために「生き抜く」と口に出せる宮部(岡田さん)の勇気に感動しました。この映画もオススメです。二宮和也さん、岡田准一さん等、ジャニーズの俳優さんは知名度もさることながら、演技もすごいなといつも思います。

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